死・葬送・葬墓制資料集成・東日本編・2冊/国立歴史民俗博物館資料調査報告書/近年の死を巡る変容の実態調査と情報資料の収集整理を行った

商品説明
死・葬送・葬墓制資料集成・東日本編・2冊/国立歴史民俗博物館資料調査報告書/近年の死を巡る変容の実態調査と情報資料の収集整理を行った

死・葬送・葬墓制資料集成・東日本編、2冊でまとめてみました。 1999年 998P ゆうメール・レターパック規格外 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

1調査の目的
この調査の目的は、1960年代(昭和30-40年代も射程に)の死・葬・墓の民俗の実態の確認と1990年代(平成 1-10年)のそれの確認の作業を通して、その間の変化の実際とを 体的な事例に即して確認し位置づけておくことである。近年、日本の民俗は大きな変動の中にある。死・葬・墓をめぐる伝統的な習俗も変化と混乱の中にある。家での死から。 での死へ、近隣の相互扶助による葬儀から葬祭業者の手になる葬儀へ、土葬から火葬へ~ などめまぐるしい変化の中にある。このような近年の死をめぐる民俗の日本各地における 変容の実態調査と情報資料の収集整理の作業は民俗学にとって現代社会における急務での る。この調査によって収集し整理される情報資料は国立歴史民俗博物館の博物館資料とし て活用されるとともに、報告書として公開共有されることによりこれが広く研究者の活用 に役立てられることを目的とする。

2調査の対象と方法
調査と情報収集は各都道府県を基本的な単位として調査委員をそれぞれ 1~2名すつ安 属して行う。1997年度は東日本で30名、1998年度は西日本で30名を委嘱し二カ年計画で実 施する。各調査委員がそれぞれ担当の都道府県内で一地区〔葬儀の執行に際して相互扶助 の関係にあるおよそ十数戸から二十数戸の家々の集団(カイト、ホラ、コーチ、ツボー ワバ、ヤゴモリ、ブラク、ダイジなど地域によってその呼称は多様で、また戸数も役割分 担のありかたに従い地域ごとに多様な実態と推定されるが、それも重要な情報と位置づけ る)を想定する]を選定し、その地区内における、(A) 1960年代(昭和30~40年代も射 程に)の一人の死者の葬儀の実例、(B) 1990年代(平成 1~10年)の一人の死者の葬儀 の実例、(C) 地区内の一戸の家の位牌と墓石の一覧、(D) 地区内の1960年代(昭和30 ~40年代も射程に)年代から1990年代(平成1~10年)にかけての死者一覧およびそれぞ れの死亡場所が、家か病院か、葬儀業者の関与の有無、公営火葬場の設置とその利用状況 の推移など、葬儀の変化を示す項目を確認する、という、以上(A) ~ (D)について調 査し用意されたカードに記入する。写真資料の収集と公開活用も積極的に試みる。
調査カードの記入にあたっては、用意された調査項目はあくまで一つの目安にすぎない ものとして扱い、調査事例ごとの重要情報を調査委員の判断で記入する。その際、調査力 ードの右余白部分を活用する。

3調査委員会の開催
年二回の全体会議を国立歴史民俗博物館で開催した。第一回目は、夏期に調査委員に調 査の方法などについての説明と質疑応答を行った。第二回目は冬期に調査進行状況につい ての調査委員からの中間報告と最終的なカード提出のための相互確認を行った。

4 成果の公表
調査カードは国立歴史民俗博物館に提出され保管される。同時にそのカードの写真製版 による資料集成としての報告書を刊行する。その報告書によって共有される資料情報を基 礎として研究の新たな推進が期待される。

お探しの方、お好きな 方いかがでしょうか。

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