今回、当方が所有しているコインの中から出品させて頂きます。大切にして下さる方にお譲りできたら嬉しいです。 私物管理の都合上、しばらく購入されなかった品の再出品は考えておりません。 社交界の花形だった、離婚歴のあるアメリカ人女性ウォリスと恋に落ち、彼女と結婚するために王位を捨てたイギリス国王・エドワード8世。彼の「王冠をかけた恋」は、当時のイギリス王室を激震させた一大スキャンダルでした。 在位1年に満たないまま1936年に退位したエドワードは、翌年ウォリスと結婚します。 今回出品した1937年のエドワード8世の6ペンス銀貨は、二人の結婚を記念して発行された物となります。事情が事情だったためイギリスでは発行されず、オーストラリアで発行されました。直径約19.2mm。 発行枚数は僅か2,000枚、今となっては極めて入手困難な銀貨です。当方が所有している物は未流通の極美品で、シルバーにありがちな変色も一切ありません。まるで、生涯変わらなかったエドワードとウォリスの愛を象徴しているかのようです。 6ペンス銀貨は幸運の御守として知られていますが、こちらは障害を乗り越えて結ばれた二人にまつわる銀貨という事で、もしかしたら困難な恋に悩み苦しんでいる方の御守にもなるかもしれない……と思いました。 もちろん、稀少コイン収集家の方やイギリス王室ファンの方、二人のファンの方にも自信を持ってお勧めできる逸品です。 彼らの恋について知りたい方は、英国史大好きな漫画家・蒲生総さんの単行本「ガーター騎士団1」(角川書店)に収録されている、『Wallis ―ウォリス・至上の恋 永遠の愛―』をぜひお読みになって下さい♪ ちなみに、2011年度のアカデミー賞作品賞に輝いた映画「英国王のスピーチ」は、エドワードの弟・ジョージ6世が主役の話です。ジョージ6世の長女でエドワードの姪にあたるエリザベスは先日お亡くなりになったエリザベス女王であり、その数奇な運命の巡り合わせには感慨深いものがあります。 お品は袋と箱に入れて、直射日光の当たらない場所で大切に保管しております。なお、当方は非喫煙者でペットは飼育しておりません。 これまで取り扱いには充分に気をつけて参りました上に未使用新品ではありますが、いったん人手に渡った物である事をご理解下さいませ。細部は画像でご判断頂き、ご納得頂いた場合のみご購入下さい。